毎朝のパン作り
2006年 09月 11日
モロッコの食事に必ず登場する、まるくて平たいパン ( = ホブズ ) は
各家庭の女の人たちによって、その日の分だけ毎朝作られます。
「 グサァ 」 と呼ばれる大きな素焼きの練り鉢に
粉 ・ 生イースト ・ ぬるま湯 ・ 塩少々を入れ
こぶしを握り、手首にスナップを利かせながらパン生地を鉢に押し付けるように
両手でぎゅっぎゅっと体重をかけてこねていきます。
独特なこね方ですが、モロッコの家庭ではみんなこの方法のようです。
こねあがったらいくつかに分けて、まあるく平らに形を整えます。
それを木の長い台にのせ、布をかけて近くのパン焼き窯に持っていき焼いてもらいます。
朝 路地には、そのパンの台を頭にのせて窯へ向かう
お母さんやおつかいの子どもの姿がみられます。
わたしがお世話になっていたおうちでは、畑で大麦を育てているので
ホブズはその大麦の全粒粉で作っています。
お昼ごはんの時には、焼きたてのまだあたたかいホブズが食べられます。
ほんとうにおいしい!!